ユマニチュード

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第4話:もう一度、母の手を握れた日

母の手を、久しぶりに握りました。冷たくて、小さくて…昔よりずっと軽く感じました。昔は、手をつなぐなんて照れくさくて。でも今は、もう離したくないと思いました。母は何も言わなかったけれど、その手のぬくもりが、「ありがとう」って言っているようで。...
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怒りの奥にある、悲しみと愛情【母の心を守る言葉・第3話】

◆母の怒りに、心が折れそうになる日「もう放っておいて!」「あんたなんか娘じゃない!」そんな言葉をぶつけられて、涙がこみ上げる夜がありました。認知症が進む母は、時々、まるで別人のように怒ることがあります。でも、その“怒り”の奥には、きっと別の...
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正しい言葉より、安心できる言葉を【母の心を守る言葉・第2話】

◆母を“正そうとする”たびに、すれ違ってしまう「そんなこと言ってないで!」「お母さん、それはもう終わった話だよ!」認知症の母との会話で、思わず“事実を伝えよう”としてしまうこと、ありませんか?私もそうでした。正しい情報を伝えれば、母が混乱し...
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嘘じゃない。“心を守る言葉”──認知症ケアで本当に大切なこと

「そろそろ家に送ってくれる?」夜になると毎晩、そう言いだす母。母は“帰る家”を、今も30年前の実家だと思っている。「事実を伝えること」が、かえって母を傷つけていた認知症の母が「おばあちゃんの様子を見に行く」と言うたびに、「おばあちゃんはもう...