『ママがおばけになっちゃった!』絵本レビュー|親子で涙する“当たり前の大切さ”に気づく一冊

絵本『ママがおばけになっちゃった!』の表紙写真 おすすめ絵本

作者:のぶみ

発行所:講談社

発行年:2015年7月

あまりにも辛い

交通事故による母との死別

そんな最重量級の、重い悲しいテーマを

あくまでもさらりと

おもしろおかしく

でも、きちんと

見つめる絵本です。

あたし、しんじゃったの?

もう!

しぬときまで おっちょこちょいなんだから!

そんなセリフでぜんぜん悲壮感のないママは

おばけになって

4さいのかんたろうのもとへ行きます。

おばあちゃんと暮らしているかんたろう

かんたろうにはママが見えません。

一生懸命よびかけて

ワーワー騒ぐおばけのママ。

でも夜12時すぎると、

かんたろうにもママが見えるようになります。

夜の街を散歩する二人。

ふたりで泣いて、いろいろ話して

ママは愛を伝えます。

かんたろう、ありがとうね。

かんたろうの ママで

ママは しあわせでした。

子育てのドタバタに

つい忘れてしまうこともあるけれど

全ての母親の

こどもへの気持ちを

おばけのママが代弁してくれます。

この子の母親になれてよかった

この子の母親になってしあわせだった。

おばけになるまえに、ちゃんと思い出したい。

照れちゃうけど ちゃんと伝えたい。

そんな決意をさせてくれる絵本です。

この絵本、ずっとコミカルに話が進みます。

100このウソ、はなくそ

そんなこどもたちの大好きワードで

笑っているうちに

ふいに本質に切り込まれる感じです。

やられた!

読み聞かせも急に涙声に…。

これが作者の狙いなのかもしれませんね。

このママのように

上手におばけになれるかどうかは

なったこともないし、わからないから

おばけでないわたしたちは

生きているうちに

ぜひぜひ愛を伝えましょう。

そして、病気にも事故にも気を付けて

ご安全に

過ごしていきましょうね。





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