やっと一日が終わった夜9時。
寝室に行ったはずの母が、リビングに戻ってきて言いました。
「お腹すいた」
母は糖尿病があり、インスリンを使用しています。
間食はできるだけ避けたい。でも、我慢させて大丈夫?
同じことで迷っている方へ、実体験をもとに整理します。
まず確認すべきこと|低血糖ではないか?
糖尿病でインスリンを使用している場合、最優先で確認するのは低血糖の有無です。
- 冷や汗
- 手の震え
- ぼんやりしている
- いつもと様子が違う
こうした症状があれば、間食を避けることよりも安全が優先です。
しかし今回、母に低血糖症状はありませんでした。
夕食は十分。それでも「お腹すいた」理由
夕食は19時。量もしっかり、たんぱく質も摂れています。
それでも23時近くに「お腹すいた」と訴えました。
振り返ると、この夜はなかなか寝付けなかった様子。
高齢者の場合、
- 眠れない不安
- 落ち着かなさ
- 生活リズムの揺れ
こうした状態が「空腹」という言葉に変換されることがあります。
必ずしも生理的な空腹とは限りません。
間食させないのは間違い?
私はこの夜、何も出しませんでした。
少しトイレに行ったり、もぞもぞしていましたが、最終的には自分で寝ました。
結果として大きな問題は起きませんでした。
低血糖でない場合、
「出さない」という選択は間違いではありません。
一番怖いのは“習慣化”
夜間対応で私が一番避けたいのは、
「夜に起きれば食べられる」という学習です。
甘いものやパンを出してしまうと、脳はすぐに覚えます。
数日続けば、習慣になります。
だからこそ、原則は出さない。
どうしても必要な場合のみ、少量・低糖質で。
どう対応するのが現実的?
私が意識しているのは、段階をつけることです。
- まず安心させる(否定しない)
- 温かい飲み物で様子を見る
- それでも強く訴える場合のみ少量たんぱく質
毎回食べ物を出さないことが、習慣化を防ぎます。
介護者にとってつらい時間帯
正直に言うと、夜9時以降は「やっと自分の時間」です。
そこに呼ばれると、少ししんどい。
でも今回は大きな疲労感は残りませんでした。
最終的に母は自分で眠れたからです。
まとめ|正解はゼロか100ではない
夜中の「お腹すいた」に対して、
- 必ず食べさせる
- 絶対に出さない
どちらかに振り切る必要はありません。
低血糖でないか確認すること。
習慣化を防ぐ視点を持つこと。
そして、介護者自身が無理をしすぎないこと。
今回の夜は、それで十分でした。
同じことで迷っている方の参考になれば幸いです。

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