介護で一番つらいのは、正解がわからないこと

介護

介護が始まってから、何度も心の中でつぶやいてきました。
「これで合っているのかな」「私の対応、間違っていないかな」と。

体力的に大変な日もありました。時間に追われる日もありました。
それでも一番つらかったのは、誰にも答え合わせができないまま、毎日判断をし続けることでした。

正解を探して、間違えるたびに自分を責めていた

本を読んだり、ネットで調べたり、周りの人に話を聞いたり。
でも、出てくる答えはバラバラでした。

「こうした方がいい」と言われてやってみたら、うまくいかない。
昨日は笑ってくれたのに、今日は怒らせてしまう。

そのたびに、
「私の関わり方が悪いんだ」
「もっとちゃんとできる人がいるんじゃないか」
そんなふうに、自分を責めていました。

認知症介護に「正解」がない理由

今なら、はっきり言えます。
認知症の介護に、ひとつの正解はありません。

その日の体調、気分、安心感。
同じ声かけでも、反応がまったく違うことがあります。

昨日できたことが、今日はできない。
教科書通りにいかないのが、現実でした。

正しさより、安心を優先していい

あるとき気づきました。
私が必死に「正しい対応」をしようとするほど、母の表情がこわばっていくことに。

説明を重ねるより、
訂正するより、
ただ気持ちを受け止めた方が、空気がやわらぐ瞬間がありました。

正しさよりも、安心。
それを大切にしていいんだ、と少しずつ思えるようになりました。

私が「正解探し」を手放したきっかけ

うまくいかない日が続いて、心も体も余裕がなくなっていた頃。
「ちゃんとしなきゃ」と思うほど、母との会話がぎくしゃくしていました。

ある日、訂正するのをやめて、ただうなずいてみました。
それだけで、母の表情が少しやわらいだのです。

そのとき思いました。
「直すこと」より、「一緒にいること」の方が大事なんだと。

正解がわからなくても、大切にしてよかったこと

  • 否定しないこと
  • 急がせないこと
  • ひとりで抱え込まないこと

完璧じゃなくてもいい。
できない日があってもいい。

そう思えるようになって、少しだけ介護が楽になりました。

それでも迷ったときに、助けになった言葉たち

正解がわからなくて立ち止まったとき、私を支えてくれた考え方をまとめています。

介護がつらいのは、あなたのせいじゃない

迷うのは、ちゃんと向き合っている証拠です。
悩むのは、相手を大切に思っているから。

できていないことより、
今日も続けていることに目を向けてください。

おわりに|正解はなくても、関係は続いていく

今日うまくいかなくてもいい。
また明日、やり直せばいい。

この場所が、迷ったときにふっと立ち寄れる場所になれたら。
そんな思いで、これからも書いていきます。




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