ニュースで「血栓が原因で倒れた」という話を聞くと、
「脳梗塞や心筋梗塞につながるって本当?」「高齢の家族は大丈夫?」と不安になりますよね。
血栓は、ある日突然できるものではなく、日常の小さなサインが出ていることもあります。
この記事では、家族が気づける症状・対応の目安・今日からできる予防を、やさしく整理します。
血栓とは?なぜ危険なの?
血栓とは、血液が固まってできる「血のかたまり」です。
本来は出血を止める大切な仕組みですが、血管の中で不要にできると問題になります。
血栓が血流に乗って移動し、血管をふさぐと、次のような病気を引き起こします。
- 脳:脳梗塞
- 心臓:心筋梗塞
- 肺:肺塞栓症(エコノミークラス症候群)
特に高齢者では、血流が滞りやすく、気づかないうちにリスクが高まることがあります。
見逃されやすい血栓の初期症状
血栓の怖いところは、初期症状が軽く、気づきにくいことです。
腕・足に出やすいサイン
- 片側だけ腫れている
- 血管がこぶのように浮き出る
- 押すと痛い、または硬い
- 赤み・熱っぽさがある
「一時的に目立ったが、あとで引いた」という場合でも、
何度も繰り返す・痛みが出てくる場合は注意が必要です。
命に関わるサイン
- 急な息切れ
- 胸の痛み・圧迫感
- 動悸
- 意識がぼんやりする
これらがある場合は、迷わず医療機関や救急相談を。
受診の目安|様子見?すぐ受診?
様子を見てもよいケース
- 痛みがない
- やわらかい
- 赤み・熱感がない
- 短時間で目立たなくなった
早めに受診したほうがよいケース
- 押すと痛い・硬い
- 赤みや腫れが広がる
- 急に目立つようになった
- 点滴・採血・長時間移動のあと
すぐ受診・救急相談が必要
- 息切れや胸の痛みを伴う
- 腕や足が急に強く腫れた
- 意識の変化がある
高齢者で血栓リスクが高まる理由
- 筋力低下で血流が滞りやすい
- 水分摂取量が少なくなりやすい
- 心臓病・がん・糖尿病などの基礎疾患
- 寝たきり・活動量の低下
- 同じ姿勢が長く続く
飛行機だけでなく、
自宅で長時間座っているだけでも起こる点が重要です。
今日からできる血栓の予防法
① こまめに動く
- 1時間に1回は足首を動かす
- 座りっぱなしを避ける
② 水分をしっかりとる
- トイレを気にして控えすぎない
- 少量ずつこまめに
③ 服装・環境を整える
- 締め付けすぎない服
- 必要に応じて弾性ストッキング(医師相談)
④ 家族の声かけが大切
- 「痛くない?」と一言確認
- 腫れ・色・左右差を見る
まとめ
- 血栓は脳梗塞・心筋梗塞・肺塞栓の原因になる
- 初期症状は軽く、見逃されやすい
- 高齢者では特に注意が必要
- 動く・飲む・同じ姿勢を避けることが最大の予防
「何も起こらない今」が、いちばんの予防のチャンスです。
小さな違和感を、どうか見逃さないでください。


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