年賀状を卒業する「年賀状じまい」。
近年はシニア世代を中心に急速に広がっており、負担を減らすための“前向きな選択肢”として注目されています。
この記事では、年賀状じまいの基本から、親にすすめる時の言い方、使える文例まで丁寧に解説。
さらに、多くの人が意外と知らない「喪中はがきを出す必要がなくなる」という家族にとっての大きなメリットも紹介します。
■ 年賀状じまいとは?
長年続いてきた年賀状のやり取りを、このタイミングで一区切りすること。
「やめる=失礼」という時代ではなく、負担を軽くし、生活を整えるための自然な選択として受け止められています。
■ なぜ年賀状じまいが増えているのか?
- 手書き・宛名書き・投函まで、高齢になるほど負担が大きい
- 郵便料金や印刷費などのコストが上がっている
- SNSやLINEで近況を知れる時代になった
- 「無理して続けなくていい」という空気が広がっている
親世代にとっては、手の痛み・視力の低下・腰痛など“身体的負担”がダイレクトに響くようになっています。
■ 実は大きなメリット:年賀状じまいすると喪中はがきが不要になる
● 喪中はがきは「年賀状のやり取りがある相手」に送るもの
喪中はがきは、
「今年は喪中のため、年賀状を出せません」
と相手に伝えるためのものです。
つまり、そもそも年賀状のやり取りをやめていれば、喪中はがき自体が必要なくなるということ。
● 負担が大幅に減る
- 家族が亡くなった直後の慌ただしい時期に、宛名を集めなくてよい
- 印刷・投函などを家族が肩代わりしなくてよい
- 「送らなかったら失礼かも」という不安から解放される
特に高齢者が亡くなった場合、遺族は慣れない手続きで大変です。
年賀状じまいしておけば、その負担が一つ丸ごと減るのは非常に大きなメリットです。
● 知らせたい場合は自由に送ってOK
年賀状じまい済みでも、親しい友人や親族に「知らせておきたい」気持ちがあれば、喪中はがきを送ることはできます。
ただしこれは義務ではなく“自由選択”です。
■ 年賀状じまいに最適なタイミング
- 今年の年賀状に「これを最後にします」と添える
- 喪中のタイミングで寒中見舞いとして伝える
- 年末に葉書またはSNSでお知らせする
■ そのまま使える年賀状じまい文例集
① 丁寧で一番無難な文例
これまで長く年賀状でご挨拶をいただきありがとうございました。
誠に勝手ながら、本年をもちまして年賀状でのご挨拶を控えさせていただきます。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
② 高齢の親にも使いやすい柔らかい文例
年齢を重ね、年賀状の作成が難しくなってまいりました。
本年をもちまして年賀状は失礼いたします。
どうぞ今後ともよろしくお願いいたします。
③ SNS・LINEに移行したい場合
今後のご挨拶はSNSやメッセージで続けられればと思っております。
本年をもちまして年賀状を終了させていただきます。
今後ともよろしくお願いいたします。
■ 親に年賀状じまいをすすめる時の言い方(性格別)
● ① 負担を気づかう言い方
最近、準備が大変そうだよね。
無理して続けなくても、そろそろ年賀状じまいしてもいい時期だと思うよ。
● ② 心配性の親には「相手も理解してくれる」を添える
今はやめても失礼にならないみたいだよ。
みんな同じように負担を感じているから、すごく自然な流れなんだって。
● ③ つながり重視タイプには「関係は続く」を強調
年賀状をやめても関係が終わるわけじゃないよ。
大事な人とは電話でも会えるし、気持ちはちゃんと届くよ。
■ 年賀状じまいは「家族の負担も軽くする」やさしい選択
年賀状じまいは、本人だけでなく家族にとっても大きなメリットがあります。
特に喪中はがきを出す必要がなくなることは、気持ちの面でも実務面でも負担を大きく減らしてくれます。
「やめる」のではなく、無理のない形へ切り替えるだけ。
年末を少しでも軽くする選択肢として、ぜひ知っておきたい考え方です。


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