「子どもがぼーっとしている時間、もったいない気がする」
「せっかくの休日、もっと何かしてあげたほうがいいのかな」
そんなふうに感じたこと、ありませんか?
でも実は──その“何もしない時間”こそが、子どもの心と脳をぐんと育てる大切な時間なんです。
私は元保育士として、何百人もの子どもを見てきました。
そして感じたのは、「ゆったりとした時間を持てる子ほど、自己肯定感が高く、伸び伸び育っていく」ということ。
今日は、“何もしない時間”がどうして子どもの成長を支えるのかを、3つの理由からお話しします。
1.「退屈」が“考える力”を育てる
最近は、子どもの時間が予定でいっぱい。
習い事、YouTube、ゲーム、テレビ…。
「退屈」が入りこむすき間が、ほとんどありません。
でも、人は“退屈”を感じたときに、はじめて「自分で考える」スイッチが入ります。
「何しようかな?」
「これやってみよう!」
こうした“自発的な思考”が、創造性や集中力を伸ばしていくのです。
何もしない時間は、子どもの「考える力」を引き出す入り口なんですね。
2.“安心できる空白”が心を整える
大人でも、スケジュールが詰まりすぎると心が疲れますよね。
子どもも同じです。
何もしない時間は、子どもにとっての「心の休憩時間」。
静かにひとりで遊んだり、ぼーっと空を眺めたり。
そんな“安心できる空白”の時間が、心のバランスを整えてくれます。
逆に、刺激ばかりの毎日では、感情のコントロールが難しくなり、イライラしやすくなることも。
のんびり過ごす時間は、情緒の安定にも欠かせません。
3.「見守る力」が親を成長させる
何もしない時間を大切にするには、親にも“待つ力”が必要です。
「手を出したくなるけど、ぐっとこらえる」
「焦らず見守る」
この“余白”こそ、親子の信頼関係を深める大事な瞬間です。
子どもを信じて待つことで、親も“育て直される”感覚を味わえます。
のんびり子育てのすすめ
「何もしていないように見える時間」こそが、
子どもが心を整え、考える力を育てている時間。
あわただしい毎日の中で、
「まあ、今日はのんびりでもいいか」
そんなふうに肩の力を抜いて見守ることが、
一番の“伸びる子育て”につながるのかもしれません。
「ゆったり子育て」は、親の安心から始まります。
焦らず、比べず、“何もしない時間”を一緒に楽しんでいきましょう。


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