絵本『でんしゃでいこう』レビュー・行きも帰りも楽しめるリバーシブル絵本

おすすめ絵本

画像引用:Amazon絵本

作・絵:間瀬なおたか

発行所:ひさかたチャイルド

発行年:2002年12月

値段:1320円

発車駅は やまのえき

デデン ドドン デデン ドドン

ゆきのふる やまのむら

二両だけのローカル電車は

こどもたちに手を振られながら

すすんでいきます。


トンネルに入るとまっくら!

明るい電車の中のおきゃくさんが

あみだなに荷物をあげたり

おんぶしていたあかちゃんを下ろしたり

旅のはじまりの様子が伝わります。

トンネルをぬけるたびに

景色が変わり

電車の音も変わります。

そしてトンネルに入るたびに

乗客の様子も変わります。

お茶をのむ老夫婦。

なかよくおにぎりを食べていたのに

きょうだいげんかがはじまる家族。

絵本のトンネルの部分には

穴が開いていて

前の場面と次の場面が

見えるようになっているのも面白い。

こどもはかならず

トンネルの穴に

指をつっこんでみています。

旅がすすんでくると

だんだん景色から寒さが消えていき

終点の うみのえき では

満開の菜の花!

まっ黄色の景色のなかを

電車がすすんで行きます。

電車に乗って

冬から春へ

移動したんですね。


この絵本は

じつはリバーシブルになっていて

絵本の読み終わり うみのえき から

出発する

でんしゃでかえろう

と、しても楽しめます。

そのことを知ってから

やまのえきをよく見ると

菜の花をうれしそうに抱えたきょうだいと

雪だるまにささった菜の花を発見!

この子たちは

うみのえきから来ていたんですね!

こどもたちがちいさかったころ

よく近所のローカル電車に乗りました。

一区間だけ

行って帰って…。

意味のない移動でも

こどもたちは

ちょっとした遠足気分で

大喜びでした。

かわいい絵のローカル電車の旅。

絵本でぜひ、お楽しみください。


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