高齢者が夜に何度も起きてしまう「夜間頻尿」。
転倒リスクやヒートショック、介護者の寝不足など、生活に大きく影響する問題です。
この記事では、トイレの工夫だけではなく、冷え対策・腹巻・寝具・パジャマ・食べ物・生活習慣まで、夜間頻尿をやわらげるための総合的な対策をまとめました。
1. 夜間頻尿を悪化させる原因とは?
- 体の冷え → 尿をつくる量が増える
- むくみ → 夜に水分が戻るため排尿が増える
- 夕方以降の水分・カフェイン
- 寝具や衣類の寒さ
- 血流の低下
夜間頻尿は「膀胱の問題」だけでなく、日常の環境や体温管理でも大きく変わります。
2. 冷え対策が最重要!腹巻・パジャマ・寝具の工夫
● 腹巻はとても有効
- お腹・腎臓・膀胱まわりの血流が改善
- 自律神経が整い、夜間の尿意が落ち着く
- 厚手より、肌にやさしい薄手の綿が◎
● パジャマ選びのポイント
- 締めつけのない前開きタイプ
- 吸湿性の良い綿素材
- ズボンのゴムはゆるめ(きついと膀胱刺激)
● 寝具の工夫
- 電気毛布は「弱」固定で一晩中可
- 足元の湯たんぽは効果大
- 敷きパッドを冬素材へ変更
- 肩・腰・足元の温度差をつくらない
3. 夜の水分量だけでなく『日中の飲み方』が大事
● 日中にしっかり飲んで、夕方以降は控えめ
- 就寝2時間前は水分を減らす
- カフェインは午後から避ける(利尿作用)
● 食べ物の工夫
- 塩分控えめ → むくみ予防
- 体を温める:しょうが、ネギ、根菜類
- 夜は汁物少なめ
- 避けたい食べ物:スイカ、キュウリ、コーヒー、緑茶
4. 生活習慣でできる対策
- 夕方の軽い散歩 → 血流改善
- 入浴は寝る90分前
- 就寝前の足湯も効果大
- 朝イチの排尿でリズムを整える
5. 寝る姿勢でも変わる?
- 仰向けは夜間の尿量が増えやすい
- 横向き、または上体を少し高くすると改善する人も
6. トイレ環境を安全&あたたかく
- 暖房は「人感センサー付きセラミックファンヒーター」が安心
- コードは引っかけない位置に設置
- 温度の急変を防ぐため、弱運転でつけっぱなしも可
- 転倒しないよう足元ライトを設置
7. まとめ
夜間頻尿は、ひとつの原因ではなく生活・環境・体温・食事が複合して起こります。
逆に言えば、いくつかの小さな対策を組み合わせることで、負担を大きく減らすことができます。
介護している方も、本人も、夜にゆっくり眠れる時間を増やすために、できるところから取り入れてみてください。
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