画像引用:Amazon
作者:やなせたかし
発行所:フレーベル館
発行年:1976年5月
値段:1270円+税
NHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」が話題ですね。
50年以上こどもたちに大人気のアンパンマンの
初版『あんぱんまん』をご紹介します。
この、ひらがな表記のあんぱんまんは
今のアンパンマンと違って5本指。
顔がちょっと妬きすぎなパンのように
浅黒く、体系はスリム。
今のアンパンマンに
慣れ親しんでいるお子さんの中には
このあんぱんまんは
コワい…と言われることもあります。
広い砂漠の真ん中で
旅人がお腹がすいて死にそうになっていました。
すると、あんぱんまんが飛んできて
僕の顔を食べなさいと言います。
そんなおそろしいことは できません
と旅人は断りますが
さあ はやく!
と、せきたてられて
ごめんなさい、
では ちょっとだけ
とかじりつきます。
その美味しいこと!
たくさん食べた旅人は
元気を取り戻します。
次は、森の中の迷子の少年を
助けるあんぱんまん。
こどもを家に送り届けると
あんぱんまんの顔は
すっかりなくなってしまいました。
雷雨のなか、煙突に墜落するあんぱんまん。
でも、実はそれは
パン作りのおじさんの家。
前よりもっと大きな顔を作ってもらって
あんぱんまんは
また、人を助けに飛び出します。
という、お話です。
人を助けるために自分の顔を差し出す。
そして、顔をべられた分だけ
自分のパワーは失ってしまう。
ぜんぜんカッコよくなくて
マントは焦げてつぎはぎだらけ。
やなせたかしさんがこだわった
カッコよくないヒーローの
あんぱんまん
『手のひらを太陽に』の作詞者としても知られ
多才で、順風満帆だったのかと思いきや
なかなか代表作に恵まれず
悩まれたという、やなせたかしさん。
あんぱんまんを出版されたのは
54歳の時だったというので
びっくり!
と同時になんだか勇気ももらえますね。
カッコよくないヒーローと
遅咲きの天才漫画家
ふたりに もらった勇気を大切に
今日も明日もがんばっていきましょう。


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