『みえるとかみえないとか』絵本レビュー・違いを受け入れる宇宙の旅

絵本『みえるとかみえないとか』の表紙写真 おすすめ絵本

作者:ヨシタケシンスケ(さく)・伊藤亜紗(そうだん)

発行所:アリス館

発行年:2018年7月

値段:1400円+税

最後のページには

この本は

『目の見えない人は世界をどう見ているのか』

(光文社) をきっかけに、

ヨシタケシンスケが

ストーリーを考え、

伊藤亜紗さんに相談しながら

つくった絵本です。

と書いてあります。


主役は

宇宙飛行士のぼく

いろいろな星の調査をしています。

ある星の住人は

あたまからびよーんと伸びた目玉が

3つあり

うしろも自分の背中も見られます。

そんな住人に

不便じゃない?かわいそう

と気を使われて戸惑うぼく

その住人の中に

「後ろの目だけ見えない」ひとがいて

自分と同じで、話が盛り上がります。

いいなー、地球。

僕はここでは「めずらしい」だけど

地球では後ろが見えないのは

「あたりまえ」なんでしょ。

こんな言葉が印象的です。


「あたりまえ」という言葉の意味…

足の長い人の星や、空を飛べる人の星

体がとてもやわらかい人の星

口が長い人の星…

ぼくが今までに行った

いろいろな星には

いろいろな「あたりまえ」があったことを

思い出す主人公。

「あたりまえ」でないぼく

その星では

不便でかわいそうな人

と言われます。

さて

この3つの目の人の星で

生まれつき

全部の目が見えない人に出会うぼく

見える人と見えない人では

世界の感じ方が全然違う

ということを知っていきます。

そして

ひとはそれぞれが

見え方や感じ方が違っていること

その人の気持ちは

その人にしか

わからないことなどにも

気づきます。

それは、

宇宙も地球も同じでした。

簡単なようでいて

とても難しい問題に取り組んだぼく

うーん。

でも、まあ、

ちょっとずつ、れんしゅうだな。

と、考えます。

そう、

人と同じところと違うところ

両方を受け入れて

仲良くやっていくこと。

大人もみんなちょっとずつ

練習中です。

大人だけど、大人なだけに

頭がかたくなっちゃって

うまく行かなかったりもして。

こういう本に

ときどき気付かされながら

やわらかい頭とやわらかい心の

人でいたいですね。



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