『だるまちゃんとてんぐちゃん』絵本レビュー・憧れに寄り添うだるまどんの愛

おすすめ絵本

画像引用:Amazon

作者:加古里子(かこさとし)

発行所:福音館書店

発行年:1967年2月

値段:1100円

今回はじめて知ったのですが

この本がはじめて発行されたのは

私が生まれる前でした。

つまり

とってもロングセラー!

大好きなかこさとしさんの本。

昭和から変わらずにある

面白さを

お伝えしたいと思います。


だるまちゃんとてんぐちゃんは仲良し。

だるまちゃんは

てんぐちゃんのあれこれが

うらやましくてたまりません。

家に帰って

てんぐちゃんのような

○○がほしいよう!

おとうさんにおねだりします。

うちわ、ぼうし、はきもの、ながいはな…

おとうさんのてんぐどんは

そのたびに

家じゅうを探していろいろ用意します。

でも、

その中にてんぐちゃんのようなものは

見つかりません。

悩んでいるうちに、

いいことを思い付くだるまちゃん。

似たような感じのものを持っていくと

ずいぶんいいものみつけたね。

とてんぐちゃんは

いつも褒めてくれます。


てんぐちゃんのやさしさと

ふたりの仲の良さが

ほんとうにいい感じです。

だるまちゃんの

おねだりに

いつも全力で対応する

おとうさんのだるまどんも

いいかんじで素敵。

ながい鼻がほしいといわれた時には

家族総出で餅つきをして

おもちで鼻をつくってくれます。

こんなにこどもの話をよくきいて

寄り添ってくれる親ならば

だるまちゃんは

きっといいこになりますね。

だるまなだけに

コワモテのおとうさんですが

本当にやさしいんです。

東京大学の工学部を出て

会社員をしながら

たくさんの本をかいた

天才肌のかこさとしさん。

知的ですてきな作品が

数えきれないほどあります。


この

だるまちゃんとてんぐちゃん

の作品の中でも

観察の確かさや ひらめきのすごさが

ずっと感じられます。

かこさとしさん、

頭が良くて、性格も良くて

絵も文章も上手なんて

ちょっとずるいですよね。

すねる気持ちにもなりますが

おもしろくて 気持ちがやさしくなる絵本です。

レトロ感もありありで

かえって今どきに感じます。

ぜひ、一度

読んでみて下さいね。



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