絵本『タンタンタンゴはパパふたり』レビュー・LGBTQと愛のかたち

おすすめ絵本

画像引用:Amazon絵本

作者:ジャスティン・リチャードソン&ピーター・パーネル(文) ヘンリー・コール(絵)

訳:尾辻かな子、前田和男

発行所:ポット出版

値段:1500円+税

作者のあとがきには

この本の出来事はすべて本当のことです。

と冒頭に書いてあります。

それくらい

信じられないような

すてきなお話です。


ニューヨークのセントラルパークにある動物園の

ペンギンハウスには

たくさんのペンギンがいます。

毎年決まった季節になると

女の子ペンギンは、男の子ペンギンを

男の子ペンギンは、女の子ペンギンを

意識して、カップルになります。

でも

ロイシロはどちらも男の子

仲の良いカップルです。

ロイシロはほかのペンギンたちと同じように

石で巣をつくり

仲良く一緒に眠るようになりました。

ところが、ある日

ロイシロ

ほかのペンギンたちの巣では

ママペンギンが卵を産み、

パパと交代であたためて

あかちゃんペンギンが誕生していることに気が付きます。

それなのに

ロイシロには

あたためるたまごがありません。

ある日、ロイはたまごに似た石を見つけてきました。

シロはそっと、その石にのって

あたためはじめます。


来る日も来る日も、ロイシロ

石をあたため続けますが

もちろん、なにもおきません。

その様子を見ていた飼育員さんはひらめきました。

うみ落とされたまま、ほうっておかれたたまごを

ロイシロの巣に運んだのです。

ロイシロ

それからも毎日たまごをあたため続けました。

そして、ついに

待ちに待ったロイシロのあかちゃんが誕生します。

飼育員さんは、このあかちゃんを

タンゴと名付けました。

タンゴを踊るように、

ロイシロが息をあわせて

この子がうまれたからです。

ロイシロは、

タンゴ

お腹がすいたら、どう鳴けばいいのかを教え

くちばしからごはんをあげ

夜になったら巣で添い寝をして

一生懸命子育てをします。

ロイシロ

そしてパパが二羽いるタンゴ

動物園の人気者になりました。

そして、夜になると

ほかのペンギンの親子と同じように

巣に帰り、仲良く寄り添って

眠りにつくのでした。

という、お話です。

この絵本を読んで初めて知ったことですが

ペンギンって

とても学習能力が高いんですね。

ロイシロ

仲間のペンギンたちの様子を

よく見ています。

そしていろいろなことに気づき、真似をして

巣を作ったり、たまごをあたためたりするんです。

愛する人と一緒にいたいという気持ち

その人と家族になりたい

あかちゃんがほしい

そして家族みんなで幸せに生きていきたい。

ロイシロの願いがかなって

本当によかった。

世の中には

自分とおなじように見える人と

違う感じの人がいて

同じような人のなかにも違うところがあり

違うような人にも同じところもある。

どちらも間違いではなく

大切なその人自身。

自分とおなじところと

自分とちがうところ

その両方を受け入れられる

こころの柔軟さが大切。

忘れずにいたいですね。



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