だいぶ前の出来事なので
詳細を忘れてしまったのですが
出先でハサミが必要になり
受付の方に貸して頂いたことがあります。
受付のお兄さんは
金髪にパーマ
耳と鼻に何個もピアス。
人を見た目で判断してはいけませんが
かなりイカツイ感じの方です。
あのー すいません
ハサミがあったら
お借りすることが出来ますか?
とおそるおそる聞くと
あー はいはい と
すぐに立ち上がり
はい。
と、奥からハサミを取ってきて
気持ちよく貸してくれました。
そのハサミの渡し方!
刃を重ねて自分の手でにぎって
相手に持ち手の方を向けて
差し出す、渡し方。
完璧です!
保育園・幼稚園・家庭でも教える
正しいハサミの渡し方です。
渡された瞬間、
このお兄さんが輝いて見えました。
この人に
かつて、
このハサミの渡し方を教えた人がいた。
そして
それを忘れず ずーっと守っている
この人がいる。
なんだかとてもうれしくなり
ちょっと感動してしまいました。
教育って
やっぱり素晴らしいなって感じました。
小さなことですが
所作はこころですから。
子育ても保育も
ときには細かいことを言ったりしますよね。
ハサミの渡し方なんて
こだわる必要もないのかもしれません。
でも、そこには
相手に対する思いやりがあって
私は
美しい習慣だと感じています。
ひとやものも大切にするこころは
やっぱり大事にしてほしいです。
私がかかわってきた、たくさんのこどもたちも
このお兄さんのように
どこかでこんな風に
だれかにやさしく
ハサミを手渡していますように。
そして
ひとも自分も大切にして
げんきでしあわせでいますように。


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